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15'11 米警官、殺人を装い自殺 横領7年間繰り返し

【11月5日 AFP】米イリノイ(Illinois)州で、何者かに殺害されたとみられていた警察官の死因が、殺人を「巧妙に偽装」した自殺だったことが分かった。地元当局が4日、発表した。警官の遺体発見を受け、地元警察は大規模な犯人捜索活動を行っていた。

 米国ではこのところ、警察が武器を持たない黒人男性を死亡させる事例が相次ぎ緊張が高まり、警官を狙ったとみられる発砲事件も立て続けに発生している。

 自殺していたことが分かったのは、9月1日に死亡したチャールズ・ジョゼフ・グリニウィッチ(Charles Joseph Gliniewicz)警部補。

 同警部補は当時、3人の男を徒歩で追跡中と無線連絡し、その直後に応援を要請。その後、イリノイ州フォックスレーク(Fox Lake)近くの森で遺体で発見された。これを受け、警官数百人が容疑者を捜索したが、発見には至らなかった。

 同警部補は英雄としてたたえられ、葬儀には1000人以上の警官が参列したと伝えられている。

 だが、レーク郡(Lake County)警察当局は、「われわれは、この偽装された自殺が、グリニウィッチが犯していた多数の犯罪行為の結末だったと断定した」と発表した。

 事件の捜査は、約150人の捜査官が2万5000時間以上を費やし行った。その結果、グリニウィッチ警部補が7年間にわたり、若者を対象にした警官募集プログラムの資金を横領していたことが分かった。

 このプログラムには、模擬犯罪現場の体験も含まれており、グリニウィッチ警部補はその経験を使って捜査官らの目を欺こうとした。

 警部補は現場に「偽装した一連の警察装備」を残し、最初の1発を自分の防弾チョッキに撃ち込んだ後、チョッキを上げて2発目を撃ち、死亡した。

 だが、警部補が命懸けの争いをした形跡や、最初の発砲後に体が引きずられた形跡がなかったことなどから、殺人を偽装していたことが判明したという。
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