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15'9 なぜ埼玉県警巡査部長は殺人に手を染めたのか? 犯行後に不倫旅行や借金返済…

埼玉県朝霞市で発生した殺人事件は、発覚から1週間で衝撃の結末を迎えた。埼玉県警が9月12日未明に殺人と住居侵入の疑いで逮捕したのは、身内の現役巡査部長だった。県警浦和署地域課の中野翔太容疑者(31)=同県川越市鯨井=は妻子がいるにもかかわらず、捜査過程で知り合った不倫相手と二重生活。困窮の果てに狙いを定めたのは、過去の所属で訪れた住民宅の現金だった。犯行後には不倫旅行や借金の返済…。欲望おもむくままの蛮行に加え、事件の根幹部分が警察業務に絡むという大不祥事に、県警が揺れている。

 ■早朝の緊急会見、急展開した捜査

 「朝霞署捜査本部は、4日に認知した根岸台地内男性殺人事件について、浦和署巡査部長を被疑者と特定し、逮捕した」

 県警捜査1課の新井共実課長が興奮気味にこう発表したのは、12日午前5時45分に始まった県警本部(さいたま市)での記者会見だった。

 捜査本部は前日昼過ぎ、浦和署内で勤務していた中野容疑者に任意同行を求め、事情聴取を開始。中野容疑者は容疑を認め、「首をロープで絞めて殺害したことは間違いない。絞めたときに殺意はなかった」と供述したという。

 事件は4日、東武東上線朝霞駅から北東約700メートルの住宅街にある同県朝霞市根岸台の民家からの119番通報で発覚した。住人の無職、寺尾俊治さん(58)が、1階居間で背もたれを倒した座椅子の上であおむけに横たわって死亡。電話がつながらず、不審に思った50代の弟が寺尾さん方を訪ねて遺体を発見したのだ。

 寺尾さんの体内からはアルコールが検出され、抵抗した形跡はなかった。司法解剖の結果、死因は頸部圧迫による窒息死。1階の耐火金庫内にあったはずの現金100万円もなくなっていた。「誰がどう見ても殺人事件」(捜査関係者)という現場だった。

 寺尾さんは同居の母親が入院中で1人暮らし。穏やかな性格で、「他人から恨みを買うような人ではなかった」(知人)という。体調を崩して平成22年にタクシー会社を退社。玄関の土間で黒い大型犬を飼っていたが、足を悪くした後は、弟が週に1回程度、犬を散歩させるために訪れていた。

 捜査本部は現場検証で、容疑者とみられる男の遺留物を採取。インターホンには、寺尾さんが留守かどうかを確認するためか、3日にチャイムを複数回押す男の姿の画像が残されていた。

 捜査が急展開したのは7日。「3日に寺尾さん方そばの月極駐車場に1台の乗用車が止まっていた」という情報が寄せられた。割り出した所有者は、中野容疑者の親族だった。インターホンの画像も中野容疑者に酷似していることも分かり、最終的に、DNA型も任意で採取した中野容疑者のものと一致した。

 関与が濃厚とされた中野容疑者は、3日が宿直明けの非番、4日以降は8月末に申請済みだった夏休みを取っていた。

 ■昨年10月に訪問「金庫の場所を覚えた」

 「捜査1課の刑事に抜擢された経験もあり、努力してきたんだろう」。ある県警幹部は、中野容疑者の経歴をこう見る。捜査1課は殺人や強盗など強行犯事件の捜査を担当、刑事警察の花形ともいえるポジションだ。

 中野容疑者は高校卒業後、14年4月に県警の警察官となり、15年1月以降、浦和署や川口署で勤務。23年3月には捜査1課に異動、翌24年3月に巡査部長に昇任し、朝霞署刑事課で強行犯係を担当した。通算13年4月の勤務年数のうち、刑事捜査の経験は8年6カ月にも上った。

 私生活では、5年ほど前に「地元の名家」(近隣住民)に婿入り。戸建て住宅で妻と幼い2人の息子、妻の母と祖父の6人で暮らしていた。親類の男性(75)は「目立つタイプではなかったが一生懸命で優秀だったと思う」と話す。

 地域の評判は上々で、ある住民は「中野夫妻に男の子が生まれたときは『70年ぶりの跡継ぎだ』と言ってみんな喜んでいた」と振り返った。事件直前には、祖父に指導を受けながらトラクターで畑を耕し、その様子を妻子が見守るほほえましい姿を別の住民が目撃している。

 「中野家はお金にゆとりがあるようだった」(住民)一方で、中野容疑者は「カネがほしかった」と供述。犯行の動機は、中野容疑者が過去に県警内部で受けた処分と密接に関わっているとの見方が強まっている。

 「今年3月まで所属していた朝霞署で、被害相談に来た女性と親密な関係になった」。ある捜査関係者はこう明かす。中野容疑者は女性が借りるアパートの保証人にもなっていたといい、関係発覚後に処分を受け、浦和署に異動した。

 また、別の捜査関係者は「女性との不倫関係は処分後も続いていた。2人の間には子供がいるとの情報もある」と指摘する。

 「二重生活で困窮していた可能性が高い。支払期限の迫った借金もあったが、事件後に返済し、不倫相手と旅行に行っていたんだ」

 県警によると、中野容疑者は昨年10月、寺尾さんの父親が亡くなった際に遺体の検視で寺尾さん方を同僚らと訪問。捜査関係者によると、中野容疑者は「このときに金庫の場所を覚えていた」との趣旨の供述している。

 遺体発見時、寺尾さん方1階の耐火金庫は扉が開いた状態だったが、寺尾さんは普段から耐火金庫の鍵をかけずにいたといい、施錠状況も訪問時に把握していた疑いが浮上している。

 ■動揺する本部長 被害者を被疑者と言い間違え

 「現職警察官による殺人事件」という初めての経験に、県警本部の慌てぶりは相当なものだった。

 逮捕会見を調整する広報課は当初、12日午前4時過ぎの開始を予定したが、キャリア組の貴志浩平・県警本部長を出席させず、写真やテレビカメラの撮影を冒頭だけに限ったことで報道陣が猛反発。空が明るみ始めた午前5時45分に新井捜査1課長による会見がようやく始まった。

 その後も、「本部長の代行権限を持つ警務部長が出席する」などとした広報課と「トップとしての責任をどう考えるのか」と問う記者たちの間で交渉が続いた。

 「本部長は質問を受け付けない」という条件で貴志本部長ら県警幹部が会見したのは同11時40分だった。だが、冒頭の謝罪で貴志本部長は「被疑者、ご遺族をはじめ、関係者に深くおわびする」と発言。張り詰めた空気のなかで「被害者」を「被疑者」と言い間違えるなど動揺を隠せない様子だった。

 会見後に、辞任の意向を問われると「再発防止策を講じるのが私の最大の責任だ」と短く述べるにとどめた。

 「県警に相当な衝撃が走ったことは事実だ。言い間違いは『本当に謝罪する気があるのか』といわれても仕方ないが、本部長も相当焦ったんだろう」。現場警察官はあきれ顔で話す一方、中野容疑者への憤りをあらわにした。

 「一番許されないのは、警察官が殺人を犯したことだ。金に困っていたとしても、なぜここまでする必要があったのか。犯行が事実なら、ふざけるなと言ってやりたい」
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